パーソナルトレーニングのメインは身体を動かすことです。
しかしマンツーマンで指導を受ける以上、トレーナーとのコミュニケーションも必須になります。
そのコミュニケーションの範囲として「雑談」がありますが、どこまでならありなのでしょうか。本記事ではトレーナーとクライアントの雑談に焦点を当て、雑談の可否、メリット・デメリットについてお話いたします。
トレーニング中の雑談はあり?なし?
結論から言いますと、パーソナルトレーニング中の雑談は「あり」です。
なぜなら、長時間無言で過ごすと、トレーナーに質問をすることすら億劫になってしまうからです。何事もそうですか、すべてを他人任せにしてしまうと物事は上手くいきません。
「このトレーニングでどの部分に効果があるんだろうか」
「この筋肉が延びてる感じしないんだけどな」
こんな思いをしまい込んでいては、トレーニングの大部分を無駄にしてしまいます。目に見ない「本人が感じた身体のこと」を伝えることで、よりトレーナーと交流が深まり、トレーナーが、あなただけの身体の特徴を掴むことができます。
そのことでもっと効果的なメニューを取り入れたり、様々なアプローチであなたのトレーニング生活を支えてくれます。
このことから、トレーニング中の雑談はパーソナルトレーニングにおいて必要でしょう。
あなたも失敗してる?雑談におけるメリット・デメリット
雑談のメリット
パーソナルトレーニング中における雑談のメリットは、先に述べた「効果的なトレーニングの促進」と、「指導を受ける側のモチベーションを上げる」というのがあります。
モチベーションは長期にわたるトレーニング生活においてとても重要です。
開始当初はモチベーションがとても高い状態ですが、実際に始めると、理想とのギャップに苦しみます。
「ぜんぜん体重が減らないじゃないか!」
「からだを動かすのは本当にキツイ…」
トレーニングの結果が出るまで時間がかかることもあり、モチベーションの持続は難しい部分があります。
そこで役に立つのが雑談の力です。心が折れそうなとき、
「この部分の筋肉きついでしょ!」
「しかっりメニューをこなせている証拠だよ!」
「ラスト2回!もうちょっと!」
こんな風に声をかけてもらうだけで、自然と力が沸き上がってきます。最初はただの声掛けでも、その声に反応することで、雑談へと発展するのがコミュニケーションの特徴です。
雑談のデメリット
それでは反対に、デメリットとは何なのでしょうか。
それは、雑談が度を超えてしまうことです。人によって雑談の基準は様々で、極力静かな環境で黙々とトレーニングをしたいという人もいれば、アグレッシブな環境でワイワイコミュニケーションをとりたい人もいるはずです。
したがって、まず相手がのような環境でトレーニングをしたいのかヒアリングを行う必要があります。
さらにデメリットとして、相手を傷つけてしまう可能性があることです。
例えば体重の話になったときに、
「あー、○○キロですか…ちょっと太りすぎですね。ですので~」
なんてトレーナーが口走ったら、トレーニングをする前から指導を受ける側の心が傷つき、大きくモチベーションを下げてしまいます。場合によってはその場でチェンジ、最悪退会まであるかもしれません。
あくまで数字上の事実だけ確認して、最適なプランを考えることに会話の方向性を持っていく雑談力が必要です。
まとめ
パーソナルトレーニングにおける雑談の必要性と、注意すべきことを紹介しました。
トレーニングの中身に目が行きがちですが、それをバックアップするコミュニケーションは、トレーニング成功の大きなカギを握っています。
トレーナーができること、クライアントができることはお互い限られていますが、それを言葉ですり合わせていくことで、あなたの理想のボディが近づきます。
ぜひ、雑談をうまく取り入れて下さいね!
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