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フィットネス業界のコロナ禍の影響
新型コロナウィルス感染症拡大により、緊急事態宣言でジムの休業を余儀なくされていたフィットネス業界ですが、同時に在宅勤務が定着化したことによる健康志向の拡大や、オンライン会議などで自身の見た目を気にする社会人が増え、健康や美容への意識が高まっています。
経済産業省が2021年に行った調査でも、2019年冬に発生したコロナ禍以降、手軽に運動できる「ウォーキング」が伸びていますが、「ウォーキング」の次に「トレーニング」や「体操」といったフィットネスクラブの利用が想定される種目も上位にきていることから、フィットネス業界への関心が高まっています。
パーソナルジムの需要拡大
そんなフィットネス業界の変化の中で、いま急速にパーソナルジムに人が集まる現状が起きています。
トレーナーとトレーニーがマンツーマンでトレーニングを行うパーソナルジムは、不特定多数の人との接触の心配がなく、コロナ感染症に怯えずに、身体を動かしたいというニーズに合致しているのです。
在宅でできるパーソナルトレーニングの効果
在宅でできるパーソナルトレーニングは、「オンラインパーソナルジム」や「オンラインパーソナルトレーニング」と呼ばれ、スマホやPCからZOOM等に接続して、ジムに通わずに気軽にレッスンが受けられるサービスです。
2020年以降はパーソナルトレーナーのマッチングサービスや、オンラインサービスが次々とリリースされ、全国のパーソナルトレーナーはオンラインに適した様々なトレーニングプランを提供しています。
オンライントレーニングの流れ
パーソナルトレーナーやパーソナルジムの方針によって異なりますが、主に以下のような流れて進めることが多いようです。
- 怪我や当日の体調などのカウンセリング
- パーソナルトレーナーが動きのお手本を見せる
- 実際にパーソナルトレーナーと同じ動きをする
- 動きのフィードバックやトレーニーからの質疑応答
- 食事制限をしている場合は食事指導
オンライントレーニングの効果
ボディメイク専門のトレーナーは、これまでダンベルやマシンでの指導が主流でしたが、自重や自宅にあるスポーツ器具などを上手く利用し、非対面でも対面と変わらない効果が実感できるよう工夫しています。
また、オンラインになったことにより、トレーニングの動画を撮影して、フォームを自分で見直せるようになったり、トレーナーからお手本の動画が送られてきたりと、新たな付加価値でサービスの質も上がってきています。
オンライントレーニングをする際の注意点
トレーナーの動きが見えるサイズのモニターを用意する
スマホなどの画面が小さいモニターだと、トレーナーの動きが見えず、トレーニングに集中できなくなります。
デザリングではなく通信環境が安定している固定回線を利用する
通信環境が不安定だと、映像が乱れたり止まるリスクがあり、トレーニングの進行の妨げになります。
ビデオやチャットツールは事前にインストール/設定しておく
トレーニング開始時間になっても、接続に手間取っていたり、マイクの音声が出なかったりと、デバイスの設定に時間が掛かってしまうと、貴重なトレーニングの時間が流れてしまいます。
雑音が少なく奥行のある部屋でトレーニングをする
トレーナーもモニター越しに、あなたの動きやフォームを見て口頭で指導をするため、全身が映るように配慮したり、音声が聞こえるように雑音が少ない部屋を選びましょう。
まとめ
在宅でできるパーソナルトレーニングは、SNSやインターネットの口コミを見ても、大きな効果が得られるようです。
入会金などが不要で、プラン料金も低く設定されていることや、家事や仕事の合間でもジムへ通わずにトレーニングを受けられることから、パーソナルトレーニングへの敷居が下がっています。
パーソナルトレーナーは全国各地どこででも仕事ができ、SNS等で集客ができるなど、ビジネスモデルの観点からも市場規模が拡大していくと予想されますので、今後益々サービスの質の向上が期待できるでしょう。
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